トナー使い終わったら廃棄?回収?買取?それとも?

使い終わったトナーカートリッジは資源ごみです。
それは、わかる。インクより重いし大きいし、どう見てもそのまま捨てられない。
非常に厄介だ。

いくつか方法はあるが、どうするのが一番か。
廃棄しようと思えば金がかかる。消費者にとって一番お得な回収に出してさらに次回につながる方がいい。

グリーン購入法

という法律がある。2000年に制定され、2001年に施行された「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」
であるが、つまり環境に配慮した製品を率先して購入すること。そのための情報提供などについて定める法律である。
要するに、資源を再利用して積極的にリサイクルして使用しようということである。
エコマークが付いた商品も同様だ。

そのため、メーカーも回収窓口を設けているし、購入したショップで回収しているところもある。
弊社も当然ながら使用済みトナーカートリッジを回収買取するサービスとして行っている。

しかしながら、その対応はメーカーやショップによって様々で購入時に同時回収してくれるところもあれば、
後から送るところ、店頭まで持っていくところもある。

本来なら回収が義務であるメーカーが率先して消費者に便利な回収方法を提示して欲しいがそうでもない。
それには理由があるに違いない。

使用済みトナーカートリッジをリサイクルするにはそれなりにコストがかかる。
回収して分解し、クリーニングして使えない部品を交換して再生品・リサイクルトナーとしてまたは新品として蘇らせるのには、
新品を一から製造するよりもコストがかかると言われる。
つまり、メーカーとしては材料も豊富にあるし、新品を製造するほうが簡単なのである。

リサイクルトナーについてはまた改めて取り上げるが、メーカーにしてみればリサイクルトナーのシェアが大きくなると
純正新品が売れなくなるからメーカー回収しているのではないかなと思ったりもするが、実際はどうだろうか。
なんとなく奥の深い話かもしれない。

環境にやさしく満足感を得る

21世紀の現在。環境に配慮しない生活様式は消えつつあると言ってもいい。
最後の大量消費と言われているファストファッションでさえセミオーダー形式を取ることで必要以上に製造しない販売方式を
採用するところも出てきた。
欧米では2030年までにガソリン、ディーゼル車は売らないという方針も聞こえる。
まして、トナーカートリッジのような見るからに捨てにくいものは再利用されるべきだろうと思う。

我々消費者にとってのファーストチョイスは面倒でなく、コストがかからず、環境に優しいという満足感を満たすもの。

廃棄するのではなく、回収に出して買い取りしてくれるサービスを利用するのがベストだろう。
送料負担で現金買取もあれば、送料無料でポイント還元もある。
リサイクルメーカーに出してそのまま再度リサイクルすることもできる。
自分にとって一番のサービスを選ぶといいだろう。

なんにしても、そのまま廃棄するのは得策ではないということは賛成していただけるだろうか?
環境に配慮ということもあるし、やっぱり廃棄するには手間がかかりますからね。

 

それでも実際は大量の使用済みトナーカートリッジが廃棄されているのも現実。
多くの人が回収に出してくれたらもっと世界は良くなるのにと思いませんか?

汎用品と純正品の違いって誰に聞いたらいいのか…知らないと後悔します

これ知らないで買うとあとで痛い目に会う実にややこしいことこの上ない「汎用品」の話。

レーザープリンターのトナーカートリッジって高いですよね。インクと比べてなんであんなに高いんだろうか。

そう思って純正品より安いものを探そうとすると目にする「汎用」という言葉。わかるようなよくわからないような。

Amazonで買おうと思ったらめちゃくちゃ安く売っていたりする。純正品よりこっちだなと思っていざ選ぼうとすると「汎用品」「汎用トナー」に加えて「NB」と書いてあったりもする。

このままでは変なものをつかまされるかもしれない!でも知ってさえいれば問題ないんです。

そもそも「汎用品」とは

さて、「純正品」はメーカーが製造したオリジナルなわけですが、プリンターメーカー全社が自社プリンター用にトナーカートリッジを製造しているわけではないんです。

CanonFuji Xerox等一部のメーカーしか製造してない。これらのメーカーが製造していないメーカー用にOEM製造しています。

例えばHP(ヒューレット・パッカード)のトナーカートリッジはCanonが製造しているし、RICOHHITACHIに、Fuji XeroxEPSONNECにと、他メーカー向けに製造しています。

実は、ここでそれぞれ他メーカー用に新しく作っているわけではないというのがポイントです。自社用トナーカートリッジの認識用チップを変えるなどして他社用に対応させてしまうんです!

なんか読めてきた人もいるかもしれませんね。

つまり、見た目はほとんど変わらずに違うメーカーのプリンターに「専用の純正品」として販売しているのが現状です。

ここで、ROM等を元に戻してメーカーラベルを付けないで販売している商品が、「汎用品」と呼ばれる商品です。

元々メーカーで製造しているので「純正品」なのだから、その性能は申し分なし。
それでいてメーカーラベルが付いていないので安く購入できる。中身は「純正品」なので安心して使用できる。

何故「汎用品」というかは、以前は何も手を加えなくても自社にも他社にも使用できたので汎用性があるということでそう呼ばれるようになったそうです。最近はROMを交換したりするので、厳密には汎用性はなくなり専用になってしまい「汎用品」と呼ぶのはどうなのかということで、「NB(ノーブランド)」と呼ぶこともあるという大変紛らわしい商品です。

紛らわしい「汎用トナー」

ところが、「汎用トナー」という商品を見かけることがあります。

これが一番の元凶なのですが、これはメーカー製造品ではありません。中国等で純正品を真似て製造した「模造品」でこれを「汎用トナー」と呼ばして販売しているわけです。

当然純正メーカーが製造していない「模造品」なのでその性能は説明不要です。安いのでクレームは受け付けませんという商品。トラブルに巻き込まれたくない人は手を出すのはやめましょう。

「汎用品」と「純正品」の違い、

さらに「汎用トナー」なる「模造品」、

紛らわしいですが、知っていないと痛い目に会います。

ちなみに、ウチでは「汎用品」という呼び方をやめました。

メーカーラベルが付いてない「純正品」ということで「無印純正品」

良い呼び方だと思いませんか?

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